何歳でも楽しめるダイビング


圧縮空気を詰めたボンベを背負って水深30Mまで潜って、戻ってくる。

これを聞くと体に負担がかかるスポーツのように思わなくもないんですが、ダイビングのライセンスを発行している団体の多くで年齢制限の下限を設定しているだけで、上限設定って言うのはないものなんです。

その理由は水の中にいる時間のうち、特別なことは水の中で呼吸にまつわることだけで、あとは陸上の生活とあまり変わらないし、特別な体力もあまり要求されないから。体内に窒素が溜まる潜水病は年齢に関係なく起こりうる現象だし、呼吸は年齢に関係なく命のある生物すべてが等しく行っていること。だから、何歳になっても潜れるんです。

とはいえ、残念なことに日本国内や海外にある日系のダイブショップの場合は、60歳以上は医師の診断書の提出がなければ、シニアを受け入れてくれないところもあるとか。
でも、海外のダイブショップで重視されるのはログ(ダイビングをした記録)。
シニアであっても、定期的に潜っていれば喜んで受け入れてもらえます。
逆に本数が多ければ、リーダーとしての活躍を求められることも。

ただ、英語を全く喋れないのに日本語の通じないダイブショップで潜ると、潮流や万が一はぐれてしまった場合の集合についてなどの概要説明(ブリーフィング)が理解できず、命を落とす可能性が…。冒険気分で潜るのは止めておいた方が無難です。

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