ダイビングフロートの使い方


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バリでの日本人遭難事故。

幸い5人の方が助かったものの、ダイバーにとって万全を期していても事故が起こりうるのだ、というのを痛感した事故だったのではないでしょうか。

インストラクターの方のインタビューを読んでいて、必需品だよな~思ったのがダイビングフロートでした。

彼らは7人で2本のフロートを持っていて、2組に分かれたとき、1本ずつクループで持っていたということでした。これがあったから海上で見つけてもらえた、というわけではないんですが、インストラクターの方が「これをもっていた」という影には、外洋においてこの道具の果たす役割が少なくないことを物語っているでしょう。

でも、ダイビングを始めるにあたって、ライセンス取得のための講習料や機材で結構なお金がかかります。保険もかけなきゃいけない。そんな中でつい「次でいいんじゃん…?」と思ってしまうのがフロートかも…。

かく言う私もその1人。でも実際にこれが効力を発する場に遭遇したことが…。マレーシアの東海岸にあるティオマン島というスポットで潜っていたとき、海峡が悪くなり、パーティが二分してしまい…。たまたま他の場所でインストラクターをやっている人がフロートを上げてくれたから、事故を未然に防ぐことができました。そのとき以来、使わなかったとしても絶対に持っているべきはフロートなんだなーと思った次第です。

インストラクターが持っているから、必要ないですよといわれる場合もありますが、最終的に自分の命を守れるのは自分だけ。安いものなら1000円程度から手に入りますから、ライセンスを取ったらまず買うべきアイテムとして、ぜひ心がけてたいものですね。

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